スピーチ原稿の作り方

スピーチの長さは1分半から3分程度にしましょう!

様々な場所でのスピーチ原稿の作り方書き方を紹介しています。例えば結婚式や披露宴、締めのスピーチや二次会などでの乾杯や挨拶など、スピーチをする機会ってありますよね。そんな時「コツ」をしっていれば上手にスピーチを作れますよ。

~長過ぎず、簡潔なスピーチを作りましょう~

長過ぎるスピーチは、せっかくの披露宴に間の抜けたような雰囲気をつくってしまいます。しかも、予定されているプログラムの進行を遅らせることになりかねません。
スピーチの長さは1分半から3分程度に、簡潔にまとめるように努めましょう。
普通の速さで話したときの文字数は、大体1分間に250~350字ぐらいと言われているので、原稿用紙1~2枚半ぐらいになります。長くても5分以内にまとめましょう。

~スピーチの骨組みをしかりと~

序論→本論→結論、又は起→承→転→結のように話が流れるよう、話の骨組みをしっかりとつくります。序論(起)にあたる部分はスピーチの「導入部」を、本論(承→転)にあたる部分は、自分にしか話せないスピーチの「テーマ」をもってきます。
テーマは1つに絞込み、じっくりと話を展開させると聞き手を引き付けることができます。絞り込めない場合は、「○○○も、○○○も、○○○も、みんないい思い出です」というように、複数のテーマを羅列する手段も使えます。最後の結論(結)にあたる部分は、スピーチの「結び」になります。
テーマは、自分だからこそ話せるエピソードなどを織り込んで、あなたのスピーチに個性をもたせる重要な部分です。導入部と結びは、定番のいいまわしを使っても大丈夫ですが(「スピーチ導入部のいろいろ文例【定番】のページ」「スピーチ結びの色々文例【定番】のページ」を参照)、独創的な表現をすると印象に残るスピーチになります。
なお、導入部、テーマ、結びは、それぞれ独立させた内容で組み立てることもできますが、うまく伏線をつくってそれに絡めてまとめると、ひと味違ったスピーチになります(下の例参照)。

「スキー」を伏線にしたスピーチの展開例

(導入部)私と新婦は、仲の良いスキー友達です。

(テーマ)私と新婦がスキーを楽しんでいたとき、新郎と知り合いました。

(結び)2人で人生のシュプールを美しく描いていってください。

~自分だからこそ話せるテーマを~

テーマを考える前に、まずは自分が新郎新婦とどういう関係にあるかを考えてください。
例えば、職場の友人として招待されているのが自分だけなら、新郎新婦の仕事ぶりを話せるのは自分だけだということを踏まえて、テーマを考える必要があります。そのうえで、仕事ぶりを話すか、仕事以外の付き合いで知った人柄を話すか、職場の仲間で楽しんでいるサークル活動について話すかなど、選択肢が出てきます。
しかし、そういう立場を離れて、自分の結婚生活を参考にしたアドバイス、著名人の名言・故事ことわざの紹介、激励の言葉などをテーマにすることもできます。その場合、参考図書からそっくり借りてきたような話を説教くさく展開すると、友人らしいスピーチではなくなってしまいます。そういう話は自分よりも年長の人に譲って、身の丈に合った身近な話題から展開させましょう。

(導入部)
祝福の言葉、自己紹介(新郎新婦との関係)、時候のあいさつ、招待のお礼、親族へのお祝い、花嫁姿の賞賛など
  ↓
(テーマ)
オリジナリティーのある話題の展開(新郎新婦の思い出、アドバイス、はなむけの言葉、教訓・故事ことわざ・名言)など
  ↓
(結び)
祝福の言葉、招待のお礼、2人への希望、応援・激励、幸せの祈念など

~インフォメーション~

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